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キレイの科学 〜浴場施設の清掃〜


浴場施設の清掃

清掃は美観の保持以外に2つの目的があります。
①レジオネラ、腸炎ビブリオ等による感染防止
②スリップによる転倒防止
これらを管理できないと大きなトラブルを生じる事があります。 汚れの膜

汚れについて

汚れの程度を下の4レベルに分けて考察しましょう。
レベル1:付着
【レベル1:付着】
テーブルの上にホコリがたまった状態
レベル2:吸着
【レベル2:吸着】
コーヒーを飲み終えたカップの底の水分が蒸発し、茶色の成分が残った状態。
レベル3:粘着
【レベル3:粘着】
レンジフードやガスコンロにこびり付いた油がガチガチに固まった状態。
レベル4:染着
【レベル4:染着】
汚れが素材の中まで染み込んで、シミになった状態。
浴場の床の汚れは、湯垢、人体から出る垢、汗、体脂、シャンプーや石鹸カス、※スケールが主な原因です。 これらがタイル、石材の表面に蓄積し汚れのコーティングを作り、滑りやすくなります。
※スケールとは水に含まれているカルシウム、マグネシウム、鉄、ケイ素、塩素などが結晶したもので、コップを水滴が付いたまま乾燥させると白く残る事でもお分かり頂けると思います。

実際にはこれらが層をなし複雑にからみ合って汚れを形成しています。
基本的にこれらの層を、薄皮を剥がすように数種類の洗剤を使用し、何回かの工程を経て取り除いていきます。例えば、汚れが「レベル2:吸着」以下であれば1工程で汚れを除去できたとして、汚れが「レベル3:粘着」であれば同じ工程を3回・4回と繰り返さなければ取れませんし、洗剤も数種類を使わなければなりません。それだけコストも時間も必要になります。

ガチガチに固まった汚れの地層を一気に取り除く事は難しく、強引に取るために強い洗剤を使用すると素材を痛める可能性がありお勧めできません。

清掃方法(特別な道具は必要ありません)

日々の清掃で汚れを早期に除去し、施設の美観を維持します。
汚れが蓄積してから清掃するのではなく、汚れが蓄積する前にキレイにする。それがコスト、時間、そして安全に最もメリットが生じます。
日々の適切な清掃に欠かせないのが汚れを落とす事のできる洗剤を用いて、しっかりブラッシングする事です。
洗剤で汚れを落ちやすくする化学的洗浄と、ブラシやポリッシャーでこすって汚れを落とす物理的洗浄と溶剤としての水を組み合わせて汚れを落とします。
年に数回、専門業者に特別清掃を依頼しても、コストも時間もかかり、プロでも染着レペルになった汚れを100‰落とす事に保証できません。
日々の適切な清掃が実は大幅なコストダウンにつながります。 ご家庭でもさっき使った食器は家庭用洗剤でキレイにできますね。 これは「レベル1:付着状態」だからです。
しかし「レベル3:粘着状態」以上になった汚れを落とす事は困難です。そろそろ汚れが目立ってきたなという段階(粘着状態)になって初めてお掃除をする。こうなると家庭用洗剤や名前だけの業務用洗剤を使っても汚れは落とせません。

洗剤と汚れについて

「洗剤と汚れ」の関係は「ドライバーとネジ」に例えられます。
プラスのネジを取り外すのにはプラスのドライバー
六角のネジを六角のドライバー
マイナスのネジをプラスのドライバーで外そうとしても外す事はできません。
同じように汚れに反応しない洗剤でその汚れを取ろうとしてもうまくいきません。
1種類の洗剤ですべての汚れを落とす事はできません。
自分の身体を洗う時もシャンプー、歯磨き粉、ボディソープと各部位に応じて何種類か使い分けしますね。また、同じタイプの汚れであっても状態よって様々な洗剤を使い分けています。汚れの種類、状態、素材、目的によってこれらを使い分けて汚れを落とします。 「洗剤と汚れ」の関係

なぜ洗剤で汚れが取れるの?

汚れを化学反応で溶かします。石鹸カスや、人から出る皮脂などの酸性の汚れに対してはアルカリ性の洗剤を使い、カルキ(石灰)や水あか等のアルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使います。
つまり性質の異なった成分を汚れにぶつけて汚れと洗剤を中和させて汚れを取り除きます。
家庭用洗剤を含め名前だけの業務用洗剤はレベル2の吸着状態までは汚れを落とす事ができます。
レベル3以上の汚れを家庭用洗剤で除去するのは困難です。
プロ用の専用洗剤を使う方が簡単に短時間できれいにできます。

浴場用洗剤の使い分け

◎基本的には床全体に「水あか・カルキ用の洗剤」を使います。【酸性の洗剤】
○シャンプー、石鹸カス汚れの洗い場【アルカリ性の洗剤】
○脱衣所から浴室に入ってすぐの床は足裏の皮脂汚れ【アルカリ性の洗剤】
○人がひんぱんに行き来する通路【アルカリ性の洗剤】
○鏡・蛇口の白い水あか汚れ【鏡・蛇口の白い水あか用洗剤】
×エフロは工具と薬品で除去します。プロに任せましょう。

エフロ除去

清掃のプロセス

【知る】
汚れの正体を見極める。洗剤、道具の使い方を理解する。

【プランニング】
例:毎日全体を水あか・カルキ用洗剤で洗浄
○曜日と○曜日は特定のエリアを石鹸カス・皮脂汚れ用洗剤で洗浄
○曜日は塩素消毒
○曜日は鏡・蛇口用洗剤で洗浄
上のようにスタッフの人数・施設・規模に合わせてご計画下さい。

【水溶性】
乾いている現場は水で壁面、床面を濡らす。
乾いた状態で床面に洗剤を塗布すると溶けた汚れを吸収してシミになる事があります。
同様に壁面に洗剤が着いてとシミにならないようしっかり、濡らしておきましょう。

【希釈】
汚れに合わせて適度に水で薄める。濃度が薄い内は洗剤の濃さと洗浄力は比例し濃いほどよく汚れが落ちます。そしてもっとも効果的に汚れを取り除く濃度に達します。
これを超えて濃くしても洗剤が無駄に集まって洗浄力は上がりません。

【汚れと洗剤の反応時間】
汚れと洗剤を反応させる(3~5分放置:乾かさない)

【ブラッシング】
ムラがないよう縦こすりと横こすりを組み合わせる。
ある程度の面積がある場合はポリッシャーの導入を検討しましょう。

ブラッシング

ポリッシャーの使い方

14インチの大きく重い方が作業は早く進みます。
床面に凸凹のある場合はブラシ。平坦な場合はパッドを使います。
パッドは硬さにより色分けされています。硬い順に黒、茶色、緑、ハードな汚れには硬い方が効果的です。黒は比較的に安価のようです。
広い場所はポリッシャー 入り組んだ場所(洗い場のスクリーンの下など)はデッキブラシと使い分けます。

【水切り】 すすぎの前に泡を取り除きます。

【すすぎ】 洗剤に含まれる界面活性剤が残っていると滑りに原因になります。

ポリッシャー

小林組で滑り止め施工をしたクライアント様には
無料にてその環境にあった正しい清掃方法をレクチャーいたします。


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